船と列車の旅が好きな私は、空港を利用することが限られているのですが、世界を移動し続ける永遠の旅行者にとって必須アイテムと言えるのが、プライオリティパスです。
世界1200か所以上の空港にあるラウンジを、航空会社や搭乗クラスに縛られることなく、自由に使いことができるプライオリティパスは、空港での搭乗までの時間を快適に過ごすことができる魔法のような仕組みです。
クレジットカード付帯のイメージが強いプライオリティパスですが、年会費を支払うことによって直接プライオリティパスを取得することができます。本記事では、クレジットカード付帯ではないプライオリティパスの取得方法と、プライオリティパスの魅力についてご紹介します。
空港の待ち時間を快適にしてくれるプライオリティパス
もしものアクシデントに備えるなら空港には早めに到着したい、でも早めに到着しても空港では時間を潰すことが限られている。頻繁に飛行機を利用する方々は誰しもが同じようなジレンマを持っているのではないでしょうか。
飛行機が離着陸する様子を眺めていることにも数分で飽きてしまいますし、空港の中をウロウロしてみても大して面白いことが見つかった試しがありません。
スムーズに搭乗手続き(チェックイン)が済むことは嬉しいのですが、入国審査を通過した後に、あまりにも長い待ち時間があることに気付いて、「一体どうすれば良いのか…」と途方に暮れた経験がある方は多いでしょう。
そんなチェックインを済ませてから搭乗時間までの空港内でのひとときを快適に過ごすために発行されているのがプライオリティパスです。
世界1200か所の空港でラウンジ利用が可能

世界中にどれくらいの数の空港があるのか分かりませんが、世界に1200か所というのは相当大きな数字です。国連加盟国が193か国ですから、単純に1か国平均6か所前後のラウンジがあることになります。(まぁ、日本だけで10か所あるので国ごとに数のバラツキは大きいですが。)
このところ、サブスクリプション(定額定期利用)が流行していますが、これほど歴史が長くて、世界的にサービス網が張り巡らされているサービスは、他には見当たりません。
ラウンジでは何が出来るの?

空港での待ち時間が圧倒的に快適になるラウンジですが、一度も利用したことがない方にとっては、どのように便利なのかが全く想像がつかないかもしれません。具体的にどのようなサービスや設備があるのかというと、
- 軽食や飲み物(アルコール含む)が無料
- ラウンジ専用のWi-Fi
- スマホやPC充電のための電源
- 新聞や雑誌が読み放題
- シャワー(一部のラウンジに限られる)
プライオリティパスの元を取るために必死で飲食を頑張っている人たちも居ますが、快適なソファがあって、Wi-Fiと電源が確保できることに満足している人が多いのではないでしょうか。会員制クラブのようなものなので、利用者が限られているのが嬉しいです。

プライオリティパスの年会費

ハイランクのクレジットカードを所有していなくても、プライオリティパスだけを取得して世界の空港ラウンジを利用することが出来ます。ただし、年会費は決して安くありませんので、年間にどれくらい空港を利用する機会があるのかを考えて、取得を検討してください。
プライオリティパス(プレステージ)の年会費
年間の利用回数が無制限となるプライオリティパスの最高ランク「プレステージ」の年会費は429ドルです。2019年8月現在の為替レートでは、約4万6,000円です。
プライオリティパスが付帯しているクレジットカードの年会費は概ね2万円程度ですから、もしプライオリティパスが取得可能なクレジットカードをお持ちであれば、やはりクレジットカード付帯で申し込む方がお得になります。
ちなみに、プライオリティパスは本人のみに適用されるものですが、同伴者については1回あたり32ドルを支払うことでラウンジの利用が可能です。
このため、1回あたりのプライオリティパスの利用を32ドルで計算した場合に、年会費429ドルを支払っても元が取れる利用回数の目安は14回の空港利用ということになります。もちろん、さらに多くの利用回数を重ねることで1回あたりの単価が下がります。

プライオリティパスのまとめ
基本的に何かのサービスを申し込むときには最上位クラスしか興味がないので、プライオリティパスに申し込むなら「プレステージ」の一択だと思いますが、一応はプライオリティパスには3つのプランがあります。
- スタンダード
- スタンダードプラス
- プレステージ
個人的には「プレステージ」以外のプランを申し込む動機が良く分かりませんが、年間の空港利用回数によっては「スタンダード」に興味がある方もいらっしゃるかもしれません。
このサイトでは、自分が欲しいと思えるサービス以外を紹介しない方針ですので、その他のプランについて興味のある方は、プライオリティパスの公式サイトにて詳細をご確認ください。
